このページでは、函館競馬場の全コースの特徴を初心者向けに徹底解説していきます。
それでは早速、各コースの特徴・攻略法を確認しましょう。

| 1周の距離 | Aコース 1,626.6m Bコース 1,651.8m Cコース 1,675.8m |
| 直線距離 | Aコース 262.1m Bコース 262.1m Cコース 264.5m |
| 高低差 | 3.5m |
| フルゲート | Aコース 16頭 Bコース 16頭 Cコース 16頭 |
【函館競馬場】芝コースの特徴を知る!
函館競馬場 芝1000mの特徴
函館の芝1,000mはここをチェック!
・逃げ馬の成績が断トツ!
・先行馬も有利、追い込み馬には厳しいコース
・7枠がいい傾向、2枠の成績は振るわず
向こう正面真ん中からやや左寄りからスタートする函館芝1000m。
ゲートを出てから289mのゆるやかな上り坂を駆け上がっていきます。3~4コーナーは小回りのカーブとなっており、途中に坂の頂上があります。そして上り坂から一転、カーブの後半からゴールにかけて、今度はゆるやかな下り坂が訪れます。
芝コース全体の高低差は約3.5m。1000mと短距離コースであるため、スピードが求められると思われがちですが、同様に坂の上り下りを耐え抜くスタミナも必要とされる非常にタフなコースと言えます。また、函館競馬場自体が、重い洋芝であることもその要因の一つでしょう。
現在は、2歳新馬戦でしかレースが行われないため、試行回数も少ないコースとなっています。そのため、過去の傾向もあくまで参考程度とみる方がいいでしょう。
短距離ということで、有利な脚質は「逃げ、先行馬」です。中でも逃げ馬は、【勝率71.4%】【複勝率は85.7%】と抜群の成績(過去3年間のデータ)。セオリー通り、逃げ先行馬の中心に馬券を組み立てていくのが正攻法でしょう。
枠順の傾向について特徴的なのが、2枠の成績が振るわないということ。過去3年で一度しか馬券に絡んでいません。
また、7枠の単勝回収率が111.0%と狙い目です。7枠の馬で悩んでいる場合は、思い切って買ってみるのも面白いですね。
函館競馬場 芝1200mの特徴
函館の芝1,200mはここをチェック!
・洋芝なのでパワーのある馬が強い
・距離以上にスタミナが求められる
・差しや追い込み馬の好走率が高い
函館の芝1,200mは2コーナーの奥ポケットがスタート地点です。
短距離戦なので各馬のポジション争いが熾烈になるイメージがありますが、函館の芝1,200mは最初のコーナーまでが489mあるのでそこまで激化しません。
スタートから最初のコーナーまでは終始上り坂となっているのでゆったりとした流れになりそうですが、短距離戦なのでそこはハイペースになります。
この上り坂は4コーナーはじめまで続き、スタートから4コーナーのてっぺんまでの高低差は約1.5mあります。
決して急坂というわけではありませんが、長く上り坂を駆け上がるので短距離戦ながらもスタミナが求められやすいです。
3コーナーのてっぺんを過ぎると今度は下り坂に差しかかります。
3.4コーナーはスパイラルカーブが導入されているので坂の出口でスピードが削がれにくい構造になっているので、差しや追い込み馬はコーナーワークから進出を開始しやすいです。
最後の直線は262mあります。
残り100mまではゆったりした下り坂で、残る100mは平らな直線です。
直線が短いため、直線に入った段階での位置取りは重要です。
このとき後ろにいる馬はいくら末脚に長けた馬でも勝ち負けは厳しいくらい、函館の最後の直線は短く、コーナーワークでの仕掛けどころが大事です。
また、函館競馬は札幌同様、タフな洋芝が用いられているのでスピードよりも持久力勝負になりやすいです。
くわえて、札幌よりも起伏が多いので、力のある馬が激走しやすい舞台なのです。
勝ち馬を探す際は、これまでの札幌・函館における好走戦績を確認しておきたいですね!
函館競馬場 芝1800mの特徴
函館の芝1,800mはここをチェック!
・脚質による有利不利は少なめ
・ステイゴールド産駒の成績がいい!
・勝率ならマンハッタンカフェだが、回収率は振るわない
オープン戦の巴賞が組まれる函館芝1800m。スタンド正面のゴールより少し下がったところからスタートし、そのまま1周してくるレイアウトです。
スタートしてから向こう正面まで緩やかに下っていますが、直線が短いので先行争いが激化することは少なめ。向こう正面では、直線の上りで1度ペースが落ち着きます。
このラップ傾向は、逃げ馬、差し馬どちらにもプラスに働くことがあるので、メンバーによる展開面を重要視したいところ。
スピードだけで押して行くタイプの逃げ馬がいれば、脚をためてコーナーでも加速できるような差し馬が◎。スタミナと粘りを活かすタイプの逃げ馬がいる場合は、差し馬の印を下げたほうがいいでしょう。
血統面では、過去10年間(2009年~2018年)でステイゴールド産駒が好成績。【勝率13.7% 単勝回収率94%】、【複勝率30.6% 複勝回収率90%】と、人気になりやすい種牡馬という事を考えれば、かなり信頼ができる数字。
サンデー系の中ではスタミナを持っていることと、コーナーでも加速するのが得意な産駒が多く、高低差があり小回りの函館とは相性がいい様です。
洋芝と言えばのマンハッタンカフェ産駒も勝率、複勝率はいいのですが、複勝回収率が50%台という気になる部分があります。
人気の馬は裏切ることも多く、人気薄もさほど走らずという感じなので、軸にして馬券を買うときは慎重に行きたいところですね。
函館競馬場 芝2000mの特徴
函館の芝2,000mはここをチェック!
・持久力戦になりやすい
・洋芝100%でタフ
・内枠がやや好走率が高い
・差しや追い込み馬の活躍が目立つ
函館芝2,000mのスタート地点は4コーナーの奥ポケットです。
坂の頂上スタートとなっていて、スタートから2コーナーの終わりまでなだらかな下り坂を駆け下ります。
ペースは速くなりがちですが、2,000mの距離を走るので各馬ペースを落としながらスタンド前を通過します。
最初のコーナーまでの距離は476mあるのでそこまで内のポジション争いも激しくならず、スローペースになりやすいです。
1コーナーと2コーナーも傾斜の緩い下り坂となっています。
2コーナーから向こう正面に差しかかるあたりで今度は緩やかな上り坂が立ちふさがります。
この上り坂は3.4コーナーの真ん中あたりまで続きます。
向こう正面は終始なだらかな上り坂となっているのであまりペースを上げることはありません。
3.4コーナーはスパイラルカーブが導入されています。
スピードを削ぐことなくコーナーを駆けぬけられるのが特徴で、各馬はこの3.4コーナー付近でペースを引き上げます。
また、4コーナーに差しかかるまで上り坂は続きます。4コーナーの入りが坂のてっぺんとなっていて、そこから再び下り坂を下ります。
下り坂とスパイラルカーブのためにペースを上げながら最後の直線に入る傾向が強いです。
最後の直線は262mです。
4コーナーの出口からゴール板までの長さはJRAのすべての競馬場の中でもっとも短いです。東京競馬場のスタンド前の坂のてっぺんからゴール板の距離よりも短いのです。
そのため、差しや追い込み馬はコーナーの時点で動いていないと、上位争いは厳しいです。
直線はしばらく下り坂が続きますが、残り100mは平らです。
最後の直線だけ見たらスピードを維持しやすいように思えますが、これまでのアップダウンを見ると距離以上に体力を使います。
そのアップダウンですが、高低差は最大で3.5mあり、起伏の激しさで有名な中京と同じ高低差なのです。
ローカル競馬場の中でももっとも高低差は大きく、なだらかながらも体力は消耗しやすいのが函館競馬なのです。
また、函館競馬場は全面洋芝が敷かれているのでタフになりやすく、持久力勝負になりやすいのが特徴です。
函館競馬場 芝2600mの特徴
函館の芝2,600mはここをチェック!
・タフさが求められるので、追い込み馬は不利
・先行できるスタミナ型のハービンジャー産駒が好相性!
・ハーツクライ、ジャングルポケット産駒などスタミナ型は狙い目
重賞はなく、未勝利戦から2勝クラスまでが組まれている函館芝2600m。向こう正面の半ばからスタートし、コース全体を1周半するコースレイアウトになっています。
コーナーを6回も周り、全体の高低差3.5mも2回分上り下りすることになるので、差し追い込み馬はかなり不利。
しかし逃げ馬の成績もよくなく、先行できるスタミナのある馬が馬券になりやすいです。
血統面では、ハービンジャー産駒がねらい目。過去10年間(2009年~2018年)のデータを見ると、【勝率18.9% 単勝回収率151%】【複勝率43.2% 複勝回収率112%】と、出走してきたら絶対に買目に入れておきたくなる成績。
スタミナと洋芝好者、小回りと距離延長が得意なハービンジャー産駒がこのコースで成績がいいのは納得。
ただ1点注意しておきたいのは、好成績を収めるハービンジャー産駒の母父はサンデー系であるという事。
この産駒であれば何でもいいというのではなく、血統的にはちょっと足が遅いところをサンデー系のスピードで補えている馬の方が堅実に走ってくれます。
その他も、ハーツクライ産駒やジャングルポケット産駒など、スタミナ自慢の産駒がここでは活躍します。
スタミナはあるけど、いつも最後の直線スピードで負けるという馬が出走してきたら、ここではしっかり狙っていきたいですね!
【函館競馬場】ダートコースの特徴を知る!
函館競馬場 ダート1000mの特徴
函館のダート1,000mはここをチェック!
・脚質では逃げ馬がとっても有利
・枠の有利不利は少ないが、重馬場になると内枠が不利に
・サウスヴィグラス産駒の逃げ馬は買い!
新馬戦から2勝クラスまでが組まれている函館ダート1000m。
第2コーナーが終わったあたりからのダートスタートで、最初の直線は約360m。第3コーナーと第4コーナーの中間あたりが一番高くなり、そこからゆっくり下ってゴールに向かっていくという構成です。
脚質は逃げ馬がとっても有利。スタートしてからしばらくは上りが続くので、テンのスピードも1000m戦にしては遅め。逃げ馬はスタミナを温存しやすく、逃げ切れるという事が多いです。
枠順としてもさほど有利不利はありませんが、馬場が重くなってくると、内枠が不利になってくることは覚えておいた方が良さそうです。
血統面で好走しているのは、ダート短距離らしくサウスヴィグラス産駒。過去10年間(2009年~2018年)で、【勝率13.5% 単勝回収率123%】【複勝率36.5% 複勝回収率99%】という信頼度の高さ。
サウスヴィグラス産駒の逃げ先行馬に限定すると成績はさらに上がります。
しかし1000mという短距離では何が逃げて何が控えるのかという予想が結構難しいです。
まずはスタートがうまいこと。そして近走は後ろからの競馬をしていても、過去に同じくらいの距離で先行している経験があればそれもプラス材料でしょう。
当日の気性面なども確認して、トップスピードのまま押し切れる状態かどうかもチェックしておきたいですね。
函館競馬場 ダート1700mの特徴
函館のダート1,700mはここをチェック!
・高低差のあるコース
・流れやすい
・直線で前にいる馬が有利
・パワータイプの馬が活躍している
函館ダート1,700mのスタート地点は4コーナーの出口付近です。
スタートからしばらく下り傾斜となっており、この傾斜は2コーナー手前まであります。
コース自体は中距離に区分されますが、このコース携帯のため序盤からペースアップしやすく、前傾ラップになりやすいです。
2コーナーに差し掛かると今度は一転して緩やかな上り坂に入ります。
この上りは向こう正面を過ぎて4コーナー手前まで続きます。
上がり3ハロン標識が立っているのは3コーナーに差し掛かったあたりです。
この時点でも上り坂は続いていますが、各馬、特に差しや追い込みといった後ろの馬は早い段階から動き出します。
3コーナーと4コーナーの中間あたりに入ると長く続いた上り坂も終わります。
ここを過ぎるとゴールまでは下り傾斜⇒平坦となっていて、各馬はペースアップしやすくなります。
最後の直線は約260mです。
函館ダート1,700mは起伏に富んでおり、下り⇒上り⇒下り坂を走破します。
特にスタートからしばらくは下り坂なので流れやすいのが特徴的です。
流れやすいため差しや追い込み馬が台頭するように思いますが、実際のところは最後の直線が260mと短いので逃げや先行馬のほうが活躍しています。
もっとも、3.4コーナーにはスパイラルカーブが設けられているため、まくりが得意であれば差しや追い込み馬も台頭しやすく、最後の直線入りにおける位置取りが重要です。
高低差3.5mというのも特徴で、ローカル競馬場でもっとも高低差が激しいです。
そのため、スピードタイプよりもスタミナやパワーに定評のある馬が活躍しているのです。
函館競馬場 ダート2400mの特徴
函館のダート2,400mはここをチェック!
・逃げよりも、前目から競馬ができる先行馬が狙い目
・キンカメ産駒の相性がいい
・タフさが必須なコースなので、ダンスインザダーク、リンカーン産駒も
未勝利戦と1勝クラスが組まれる函館ダート2400m。1年で1回か2回しか組まれないレアなコースです。
第2コーナーが終わってちょっと進んだところくらいからのダートスタート。コースを約1周半してゴールする構成です。
高低差があり、コーナーも6回あるので、ペースは比較的落ち着きやすいです。しかし逃げ馬の成績が悪く、ここでは単勝回収率、複勝回収率ともに90%以下。
後方から追い込んでくる馬も届きにくいので、先行しながら最後に脚を使って、逃げた馬をかわしていくような馬から考えていくのが良さそうです。
血統面では、これと言って成績のいい産駒はいないのですが、キングカメハメハ産駒は過去10年間(2009年~2018年)で、【勝率28.6% 単勝回収率78%】、【複勝率42.9% 複勝回収率61%】と馬券に絡む確率は高いです。
ただし、人気の馬が順当に馬券に絡んでいるだけなので、無理に人気薄は狙わない方がいいでしょう。
また出走歴は少ないですが、ダンスインザダーク産駒やリンカーン産駒などのステイヤーを輩出する産駒も好成績。
高低差のある小回りコースの長距離戦なので、ほとんどの馬がゴール前ではバテバテ。穴をねらうなら、多少スピードが欠けていてもスタミナで最後まで粘れるような馬を選ぶのがおすすめです。